サービスのレッスン④

スピン・サービスは、空中で右から左へ曲がるが、バウンドとは逆に、左から右へ大きくバウンドする。このサービスは決してやさしくはなく、ボールにトップ・スピン、サイド・スピンをかけなくてはならないからである。どちらかといえば上級者向けである。ボールにスピンをかけるには、ラケット面をボールの後ろから上にこすりあげなければならない。ここがスライス・サービスやフラット・サービスより難しいのである。その分手首に十分なスナップが必要なわけで、スライスやフラットとは大きく違う。

パワープレイヤーは、ファースト・サービスからスピン・サービスを使うのも有効である。コツとしては、腕を前方に出し、頭の左上でトスして、ラケットをボールの左下部に当て、バランスをとるために右足を伸ばすと良い。ラケットは体の右側へフォールスルーをして、スイングはサービスする方向にほとんど直角にする。

どちらかといえば上級者向き

グリップはコンチネンタルぎみのイースタンかコンチンタルを使用する。初めのバックスイングの時、ラケット面を背中の後方に持って行き、背をそらせる。ボールは（右ききの場合）頭の左側、耳の後ろあたりで落ちるようにする。打つ時に、右足でバランスを取る。ラケット面を下から振り上げ、ボールの左下部に当ててリストのスナップを利かせる。