どのスポーツでもそうだが、相手や周囲に不快感を与えてはいけないというのが基本的なマナーである。特にテニスでは正式な試合でなくてもスポーツマンシップに則ったエチケットが要求される。
まずゲームをするにあたって、相手を尊敬するのが第一。つまらないといった態度や相手をばかにするような振る舞いは慎しむこと。正式な試合でない限り、おおかたがセルフジャッジになる。相手コートサイドのジャッジは相手に任せること。判断が微妙なときは、「イン」のコールで相手に有利な判定でプレーを続行させる。サービスを打つときは、相手が構えたのを確認してから打つこと。シューズのひもを結びなおしたり、ガットを直したるする際は、相手から背を向けて行うこと。フロック・ショット(幸運な打球)の場合、嫌な顔はぜずに、自分のフロック・ショットのとき「ソーリー」と言うくらいが好ましい。
コートを一面貸し切れる場合は別だが、コートの数には限りがある。楽しんでテニスを行う場合、練習よりダブルスのゲームをすることが多い。マナーとしてパートナーに対し、ミスを追及したりせずに励ますのがダブルスの基本である。セルフジャッジでパートナーと意見が分かれた場合、相手側が有利な方を採用すること。